MAGAZAN KYOTO × クミコの部屋vol.2 種撒きと収穫と

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人と人との繋がりは、時として途轍もないエネルギーを産む。

それが分かっているからこそ、京烏を立ち上げた。今、日本に足りないのはエネルギーだと思う。

厳密に言えば、潜在的なエネルギーは多くあるが、既得権益に牛耳られて中々表に出られないというのが現実ではなかろうか。

特に物販の世界では尚更。それが悪いと言う訳ではない。既得権益を得るために、リスクを背負い、投資をして、努力をしてきたのだから。

しかし、それが日本の産業を冷やす原因となっていると思う。世の中に溢れる流通在庫や、海外生産によるコストダウン、現在の中小、個人製造業の取り巻く環境は決して恵まれているとは言えない。

だからといって憂いてるだけで何もしないのは、問題を先送りにしているだけで根本的には解決しない。

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クミコの部屋のコジマさんと知り合ったのは、某設計士がプロデュースした、某表具師の展示会のレセプション

どちらも現在大活躍の凄腕の方。そこで、名刺を交換しFBで繋がった。わずか、10分程度の事である。

ある日、農業をやっている友人と大量に聖護院大根を収穫したので、FBでお裾分けしますとアナウンスすると彼女がやってきた。

何をされている方なのかすら良く分からないまま、京烏で大根とチーム303がプロデュースする一部のパンフレットをお渡しした。

すると後日、それで作った漬物を持って来てくれた。その際に仕事の話になった。

聞くとパンフの襖引き手アクセサリーの横に記載していた、数年前のフランスパリのメゾンエオブジェ、ドイツフランクフルト アンビエンテにGOKOH出展した事を見つけて、海外販売に興味があるならば、お手伝いできるかもという事でいくつかのアイデアを持ってきてくれた。

残念ながら予算の関係もありプロジェクトを進める事は困難だったが、月に1回ママをやりたいという話になり、話の流れでOKとなった。

第一回はパンとサーカスさんのTOSHIさんをゲストに迎え30名近くの方にお越し頂いた クミコの部屋vol.1。

そして、今回はMAGASINN KYOTOの岩崎さんをゲストに迎えて、20人以上の方に起こし頂いた。

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特筆すべきは、殆どが新しい出会いである事。

京都にもいくつもコミュニティがある中で、全く既存とは異なる文化交流が行われている事が正に有意義で、コジマさんに感謝する他無い。

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マガザンキョウトさんは、本とギャラリーと雑貨をテーマにした宿泊施設。

ハンドメイド大手WEB販売サイトEtsyの方も来られて、チーム303のプロダクトに興味を示して頂いた。

気付いた方もおられるかも知れないが、赤字の部分が種まきと収穫で、これだけの人との出会いを生んでいるという事。

先に書いた通り、人との出会いはエネルギーを生む。エネルギーは産業を活性化させる。

大根を配る事を種まきとして意識していた訳ではないが、結果として何かのキッカケになったのは間違いない。

そして、いくつもの偶然と選択が重なって開催に至ったクミコの部屋は第一回、第二回と盛況で、モノヅクリの面でも今後に繋がって行く様な形になりそうだ。

飛び込みで名刺を渡しても余り成果を得られる気がしないが、こういった席で人となりを分かりあった中で、インプットアウトプットでお互いに欲しい部分を共有できる事がビジネスの中では重要だと考えている。

楽しみながら仕事が作られるのか、仕事の中に楽しみを見つけるのか、それは自分の気の持ち方一つで変わる。

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