日々研鑽された技を日常の【仕事】や【ケ】を離れ【洒落
襖引き手ショールーム京烏で9月2日から9月9日まで開催いたしました。
良くどういうコンセプト?という事を聞きました。
確かにこういったイベントを成功させるには、本来は確固たるコンセプトが必要です。
しかし、コンセプトにはまらない人達をフィルターに掛けてしまっては、発展がありません。
あえて人の交流、つまり紛れを起す事で、これまでに興味の無かった世界の人同士が繋がるという一風変わったイベントとなりました。
作品を見に来た人同士が作品について語るのは勿論のこと、数学の先生がカウンターに立って二次元と三次元の話をしたり、
代々能を受けついでおられる女性が、能や狂言の違いについて語ったり、はたまた哲学の話、歴史のクイズ大会が開かれたりと「普段できない楽しみ」を
この期間に共有できたのではないだろうか、と思っています。
何でもそうなのですが、きっかけって大事で、同じ内容でも一瞬の選択で台無しになってしまう事が殆どです。
例えば町を歩いていて、いきなり数学や哲学の話をされても、しんどいですよね。
かといって、自ら数学や哲学のセミナーをわざわざ受けに行くか?と聞かれると、よほどの事がない限り行かないでしょう。
しかし、バーで隣に座った人がその世界の面白い話をしたらどうでしょうか?
誰かが面白いと追求している世界なのですから、全く面白くないという事はないでしょう。
聞かないという選択肢もある中で、その選択をしない人が殆どだったのは良いきっかけになったのでは無いでしょうか。
こうやって、普段触れない世界の人と交わり身になる事が今回のイベントで生まれた価値でした。
モノ作りも然り。
意外と普段は交わる機会の無い色んなモノ作りの人達。
時間がたっぷりあったので、伝えたり聞いたりする事が充分にできたかと思います。
GION303WEEKという名前は 2月にあったDesign week Kyoto のオマージュです。
(パクってないですよ!)
第一回 Design week kyoto では伝わりきらなかった「盛り上げる為のきっかけ作り」が如何に大切か。
結局、完成されたものに乗っかるだけではダメだと思います。自分達が動かないと、何も変わりません。
楽しんで知識を得る事、とても贅沢な時間だったと思います。
以前も何かで書きましたが、【自らの目を養う事】、がこれからは重要になってきます。
学ぶ事が40手前にして楽しくなってきました。
他にも色んなグループが京都を盛り上げています。
遠慮せず、参加して色んな人と交流を持ってください。
我々もまた、こういう機会を設けて楽しみながら学びたいと思いますので、その際は是非ご参加ください。
2016 Gion 303 Week
参加アーティスト(敬称略)
飯田邦啓 ro-ji アクセサリー
井上路久 素明窯 陶芸
石川武史 リプロ リペア
小林俊範 kranp 木工
島本めぐみ 表望堂 漆
末房純 8-FURNITURE 家具
中村亮平 瑚和 陶芸
吉岡加織 KYOTO 加織屋 つまみ細工
西紗苗 naeclose アクセサリー
山本昌夫 スキマ家具屋 家具
吉田高朗 河長 金物
Produced by 303
S.Okumura
T.Sassa
T.Ishikawa
T.Yoshida
T.Kumagai
303へお問い合わせは吉田 kawachiya@chobey.com まで