Mr.childrenの 彩り という日本の働き手を癒す名曲。 

 

 

-なんてことのない作業がこの世界を回りまわって まだ出会ったことの無い人の笑い声を作ってゆく-

 

日本のモノ作りは、有名なデザイナーさんや建築家が一人でやってる訳ではありません。

それを支える人達が、日々、納期に追われながらも頑張っていてくれているお陰で成り立っています。

 

弊社が取り扱っているのは建築、家具初め、多くの製品で使われる金物ですが、例えばこれを開発した人もデザインした人も表に出てきて多くを語られる事はありません。

4670-500
スライドレール
TK
フック

 

 

 

 

 

もっと分かりやすい所で、下記は弊社では取り扱っていませんが、カバンにもファスナーが付いているし、ベルトにもついています。

ダウンロード ダウンロード

 

 

 

 

これらは必要だから製造され、存在しています。

それぞれの金具は家具然り、衣料然り、製品の一部として溶け込み、当たり前の様に使っていますが、実に奥深いです。

日本ではファスナーはチャックという呼ばれ方をしますが、チャック印ブランドとして売り出したのがキッカケで日本だけのようです。

ファスナーの歴史

靴紐を結ぶ不便さを解決しようと考案した物がファスナーの起源とされています

しかし、このファスナー、開発されたのは1891年との事ですから、1751年創業の河長よりも歴史が浅い製品である、と言う事です。

まだまだ新しい製品である事(人によっては古いと感じるかも知れませんが)と、恐らく大きく変わっていないだろう仕組みに驚きと感動があります。

百年以上前の開発者の魂や想いが、現代にも製品として現役で動いている事の偉大さたるや、言葉にできません。

 

3Dプリンタで何でも製造できる時代ですが、今後この様な画期的な機能金物は生まれるのでしょうか?

それはデザイナーさんや建築家が無理難題を掲げることから始ると思います。

「こんな事は現実的にできないだろう」という事をイメージし、作り手が何とかする事が、技術の開発に繋がり、市場への落とし込みに繋がり、浸透して行くという流れです。

つまり「必要とされる状況」が新たなモノを生み出します。

 

よくテレビでも昭和の俳優やお笑いの人は豪快だった、等と聞きますがモノ作りの業界もそうではないでしょうか。

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損害賠償、トラブルによるブランドイメージの低下、その様なリスクを恐れる余り思い切った事ができない。

過剰な消費者保護の法律が製造業のエネルギーを縮小させているのは間違いありませんが、いずれにしても表裏一体の事と向き合いながら前に進む必要があります。

 

話題のオリンピックロゴの話も、せっかく日本がオリンピックの場所に選ばれたのですから、限りある時間で、一人のデザイナーのアラ探しをするよりも、より良いデザインを募集する仕組みを作った方が良いのではと思っています。※ちなみに東京オリンピックロゴの募集要項はこんな感じだったそうです。

世の中には名も無き才能を持ったクリエイター(デザイナー、職人、作家)が沢山います。

そういう人達の努力が報われる世の中であって欲しいですね。

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